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妊娠しやすい時期はいつ?基礎体温の変化と妊娠の兆候とは?

赤ちゃんを望んでいるカップルにとって、妊娠しやすい時期を知っておくことはとても大切なことです。妊娠しやすい時期を知るために、生理周期からの計算方法と、その時期におこる身体の変化について知っておくと、そのタイミングを掴みやすくなります。妊娠の確率をアップさせるためにも、正しいタイミングを知っておきましょう。

1.妊娠しやすい時期とは

妊娠するためには、女性側では排卵が起こり、そのタイミングで男性側の精子が卵子に受精することが必要です。このことだけを考えると、排卵日が妊娠しやすい時期のように思えるかもしれませんが、実は妊娠しやすい時期は排卵日というわけではないのです。

妊娠のためには、射精された精子が子宮口を通り抜けて、子宮内を泳ぎ卵管までたどり着くことが必要です。射精された精子は、最初は数億匹ですが、たくさんのハードルを突破し、最終的に卵管にたどり着けるのはほんの1%のみです。そして、その1%の精子が卵管にたどり着くのは射精後数時間とされています。さらに、卵子に受精できるのは、たったの1匹(稀に2匹)の精子のみなのです。

卵管にたどり着いた精子は卵管の中で卵子が来るのを待ち、その待ち時間で成熟して受精のための準備をします。排卵が起きて卵子がやってくると、卵子に向かって進んでいきます。このように精子は受精のためには、射精されてから成熟するための時間が必要なのです。

排卵された卵子は、寿命が24時間しかありませんが、精子は射精後3〜5日間寿命があります。精子は排卵のタイミングまでに成熟させる時間が必要なので、排卵の前に射精が行われて精子が卵管の中で成熟しながら卵子を待っていることが必要です。

排卵日に射精されても精子は成熟していないために受精能力が低く、受精できない可能性があります。受精のためには精子の成熟が必要なので、卵子の寿命から考えても、妊娠しやすい時期のベストタイミングは『排卵の3日前から前日』ということになるのです。

2.排卵日を知る方法

排卵前が妊娠しやすい時期であることがわかったら、排卵日を知る必要があります。次は排卵日を知る方法を説明していきます。

排卵日を知る方法は、3つあります。

    1.生理周期から計算する方法
    2.基礎体温で知る方法
    3.排卵検査薬

を用いる方法です。オススメは全てを利用する方法ですが、まずはそれぞれの方法をみていきましょう。

①生理周期から排卵日を知る

生理周期から排卵日を知る方法は、生理周期が規則的である場合に予測することができます。生理が始まった日を1日目として、約14日目頃に排卵が起こります。そして、排卵後14日前後に生理が起こるというのが生理周期です。

しかし、この方法はあくまでも予測ということでしかありません。生理周期はホルモンの変化によって、簡単に変動してしまいます。毎月の生理の周期が決まっているからといって、排卵が決まった日に起こるわけではないので注意が必要です。

また、生理が不規則な場合は、この方法で排卵日を知ることは難しいでしょう。

②基礎体温から排卵日を知る

基礎体温とは、起床時に起き上がる前に測る体温のことです。体温は活動や環境によって変化するので、基礎体温はその活動による変化によっての体温の変化がないように起床時に測る必要があります。

生理が始まると基礎体温は低温期になります。低温期は14日間程度続いて、排卵後には妊娠のために体を調整しようと働くプロゲステロンというホルモンの作用で高温期になります。高温期も14日間程度続いて、その後、妊娠が起こらないとプロゲステロンが減少して生理が起こるというサイクルになります。

低温期から高温期になる境目にはやや体温が低くなり、これが排卵日となります。妊娠しやすい時期は排卵前なので、生理周期と基礎体温の両方を利用して排卵日を予測することができます。

基礎体温は正しく計らないと、体温による変化がわかりにくい場合があり、低温期と高温期の2層にならないこともあるので、なるべく毎日同じ時間に、起き上がったり寝返りをする前に測るというような注意が必要です。

③排卵検査薬で排卵日を知る

排卵検査薬は、ドラッグストアでも購入することができ、簡単に検査することができます。検査薬に少量の尿をつけると、排卵日が近ければ近いほど検査結果がはっきりと見ることができ、おおよその排卵日が近くなってから毎日検査することで排卵日が近くなってきたことがわかるのです。

このように、生理周期や基礎体温、排卵検査薬によって排卵日を予測することができるので、妊娠しやすい時期を知るのに役立てることができるのです。

3.妊娠しやすい時期の妊娠の確率は?

妊娠しやすい時期に夫婦生活を持っても、100%妊娠するとは限りません。妊娠のためには、排卵がきちんと行われて卵子が卵管の中に入ること、受精卵が着床できるためのふかふかな子宮内膜があること、精子に元気があり卵管までたどり着くことができること、卵子の膜を突破して受精する力があること、このような条件が揃って初めて妊娠となります。妊娠は、様々な条件を乗り越えて一つの生命を宿すという神秘的なことなのです。

実際に、現代のカップルが排卵日付近に夫婦生活を持っての妊娠の確率は20%ほどとされています。

4.妊娠するとどんな兆候があるの?

排卵後に女性の体は妊娠の有無に関わらず妊娠の準備に入ります。それは、プロゲステロンというホルモンの働きによって行われ、体温を下がりにくくしたり、子宮の収縮を抑えたりします。

妊娠すると現れる兆候で最も分かりやすいのは、生理予定日に生理がこないということです。排卵後、約14日目に生理が起こりますが、生理がこないということは妊娠の可能性があります。また、生理の開始前には高かった基礎体温が下がりますが、妊娠すると下がることがありません。基礎体温が下がらないことも妊娠の兆候といえます。

この時点で、妊娠しているなら、すでに妊娠2週目になっています。つまり、妊娠のごく初期は兆候がほとんどありません。あったとしても、普段の生理前に出るし症状とほとんど変わらないので、見分けることが難しいでしょう。

では、生理前の症状との違いはあるのでしょうか?生理前の症状はプロゲステロンの作用によってのものですが、妊娠のごく初期も同じなので見分けはほとんどできません。しかし、普段から自分の体の傾向を知っているなら、もしかしたら早い段階で生理前と妊娠時の違いを感じることができるかもしれません。

はっきりとはわからないことではありますが、オリモノの変化が生理目とは違うことに気づくことがあります。生理前は排卵後に減ったオリモノが増える傾向にありますが、妊娠しているとオリモノは多くなりません。

また、食べ物の好みが変わったことで気づくこともあります。今まで好きだったものが、突然好きではなくなったり、何か特別なものが食べたくなったりという変化があることもあります。

このような変化で妊娠がわかることがありますが、実際にわかるのは生理予定日以降の方が確実でしょう。

5.まとめ

妊娠は、たくさんのタイミングによって起こるとても神秘的で素敵なことです。妊娠、出産は自然なことではありますが、妊娠を待ち望むカップルにとっては大切な問題でもあります。妊娠しやすい時期を知ることで妊娠の可能性を高くすることも大切でしょう。ご夫婦で協力し合いながら、楽しく妊活していきましょう。

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